よくボディービルダーみたいな体にはなりたくないのですが、という女性が多いですが・・・について
2008年 01月 05日
加圧トレーニングの体験の際、よく女性に聞かれるのが、
「筋肉もりもりになりませんよね?」
とか
「ボディービルダーみたいにはなりたくないんですけど・・・」
というようなことを言われる方が多いですね。
ボディービルダーのようになるためには、、努力とそして筋肉がつつきやすい体質=素質が必要になります。何よりも男女の差というのが大きな問題で、女性は筋肉がつきずらいという特徴があるのです。
今日は分かりやすく?細かく、男女の筋肉について説明していきます。
例えば動物などでは、
雌と雄の間ではっきりとした外観上の違いがあることは、
生物一般にとって、
生殖(繁殖)のために特に重要ですよね。
では、ヒトではどうでしょうか?
一般成人の場合、
全体重に占める筋肉の重さの割合は、
男子で約40%、
女子で約35%
といわれています。
筋肉がこれだけの割合を占めるということは、
筋肉の付き方が、「男らしい体つき」、「女らしい体つき」を
決める一要因となることを暗示していますね。
難しい話になりますが、
アンドロゲン受容体(これが多いと筋肉が発達する)についての興味深い報告を目にしました。
男子パワーリフティング選手を対象とし、
大腿四頭筋(ももの前側)と僧帽筋(頚から肩にかけての筋肉)での
アンドロゲン受容体の発現量を比べ、
僧帽筋での受容体の発現が有意に高いことを示しました。
このことは、僧帽筋がそもそもアンドロゲンに対する感受性が高い筋であることを示唆します。
テストステロンの分泌量の多い男性では、
僧帽筋が下肢の筋に比べて発達しやすいといえるでしょう。
肩や上腕の筋群にも同様の傾向があり、
「男らしい」筋系をつくる要因になっているのではないかと想像されます。
逆にいうと、テストステロンの少ない女性では、
いわゆるちからこぶといわれる筋肉や
頚から肩にかけて帯状に発達してくる僧帽筋は
発達しにくいということになりますね。
筋の大きさについてだけでなく、
その生理学的特性についてはどうでしょうか?
筋をつくるタンパク質の遺伝子は男女で同じですので、
これらのタンパク質自体に男女差があることは考えにくいということです。
しかし,最近になって ある報告によると、
大腿四頭筋の筋線維組成に関する10年間の膨大なデータを検討し、
若干ですが男女差があるとの報告がありました。
ヒトの筋線維には,
大きく分けると遅筋線維(タイプ I 線維)と速筋線維(タイプ II 線維)があり、
I<Ⅱa<Ⅱb の順に、持久系(Ⅰ)から瞬発系(Ⅱb)の筋肉に分類されます。
それらの存在比を見ると、男性で IIa>I>IIb の順に多いのですが,
女性では I>IIa>IIb になるようです。
ということは、平均として見れば、
女性の筋は男性の筋に比べ,
スプリント的な競技には不向きで筋肉は肥大しにくく、
逆に持久的競技に向いているということになりますね。
このことは、スポーツ競技などでの一般的な印象とよく合ってはいます。
陸上競技にたとえるならば、短距離系は男子、長距離系は女子のほうが、日本人選手は活躍しているような気がしませんか。
こんな話をクライアントさんにはしませんが(笑)、
簡単に言えば女性は筋肉がつきずらいので、よっぽどがんばってストイックにトレーニングをしない限りは、ビルダーのような筋肉はつかないということですね。
「筋肉もりもりになりませんよね?」
とか
「ボディービルダーみたいにはなりたくないんですけど・・・」
というようなことを言われる方が多いですね。
ボディービルダーのようになるためには、、努力とそして筋肉がつつきやすい体質=素質が必要になります。何よりも男女の差というのが大きな問題で、女性は筋肉がつきずらいという特徴があるのです。
今日は分かりやすく?細かく、男女の筋肉について説明していきます。
例えば動物などでは、
雌と雄の間ではっきりとした外観上の違いがあることは、
生物一般にとって、
生殖(繁殖)のために特に重要ですよね。
では、ヒトではどうでしょうか?
一般成人の場合、
全体重に占める筋肉の重さの割合は、
男子で約40%、
女子で約35%
といわれています。
筋肉がこれだけの割合を占めるということは、
筋肉の付き方が、「男らしい体つき」、「女らしい体つき」を
決める一要因となることを暗示していますね。
難しい話になりますが、
アンドロゲン受容体(これが多いと筋肉が発達する)についての興味深い報告を目にしました。
男子パワーリフティング選手を対象とし、
大腿四頭筋(ももの前側)と僧帽筋(頚から肩にかけての筋肉)での
アンドロゲン受容体の発現量を比べ、
僧帽筋での受容体の発現が有意に高いことを示しました。
このことは、僧帽筋がそもそもアンドロゲンに対する感受性が高い筋であることを示唆します。
テストステロンの分泌量の多い男性では、
僧帽筋が下肢の筋に比べて発達しやすいといえるでしょう。
肩や上腕の筋群にも同様の傾向があり、
「男らしい」筋系をつくる要因になっているのではないかと想像されます。
逆にいうと、テストステロンの少ない女性では、
いわゆるちからこぶといわれる筋肉や
頚から肩にかけて帯状に発達してくる僧帽筋は
発達しにくいということになりますね。
筋の大きさについてだけでなく、
その生理学的特性についてはどうでしょうか?
筋をつくるタンパク質の遺伝子は男女で同じですので、
これらのタンパク質自体に男女差があることは考えにくいということです。
しかし,最近になって ある報告によると、
大腿四頭筋の筋線維組成に関する10年間の膨大なデータを検討し、
若干ですが男女差があるとの報告がありました。
ヒトの筋線維には,
大きく分けると遅筋線維(タイプ I 線維)と速筋線維(タイプ II 線維)があり、
I<Ⅱa<Ⅱb の順に、持久系(Ⅰ)から瞬発系(Ⅱb)の筋肉に分類されます。
それらの存在比を見ると、男性で IIa>I>IIb の順に多いのですが,
女性では I>IIa>IIb になるようです。
ということは、平均として見れば、
女性の筋は男性の筋に比べ,
スプリント的な競技には不向きで筋肉は肥大しにくく、
逆に持久的競技に向いているということになりますね。
このことは、スポーツ競技などでの一般的な印象とよく合ってはいます。
陸上競技にたとえるならば、短距離系は男子、長距離系は女子のほうが、日本人選手は活躍しているような気がしませんか。
こんな話をクライアントさんにはしませんが(笑)、
簡単に言えば女性は筋肉がつきずらいので、よっぽどがんばってストイックにトレーニングをしない限りは、ビルダーのような筋肉はつかないということですね。
by daichi_net
| 2008-01-05 17:28
| 加圧トレーニング記事