痛みのメカニズム
2008年 09月 25日
これから痛みについて説明していきますが、
そもそも痛みという事はどういうことでしょうか?
まずは人が痛いと感じるメカニズムについて説明したいと思います。
分かりやすく説明したいのですが、あいまいな表現となってしまうこともあり、
専門的な用語を使っていきます。
痛みは知覚神経の先端の「侵害受容器」が
機械的刺激や発痛物質を感知することから始まります。
これを侵害受容性疼痛といい、ほとんどの筋骨格系の痛みはこれにあたります。
↓
「侵害受容器」が感知した傷みの刺激は知覚神経を通して脊髄へと伝えられます。
↓
脊髄へ送られた信号は大脳へと伝えられ「痛み」を感じます。
↓
特に捻挫、打撲、骨折など外部からの刺激がないのに
腰が痛いとか、肩が痛いとかという症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
外からの機械的刺激がないのに痛みを感じるというのはどういう状態なのか?
怒りや不安は交感神経を緊張させ血管収縮を起こします。
それが習慣化すると自分での気づかないような些細なことでも
条件反射として交感神経の緊張、血管収縮を起こすようになります。
↓
またそれにより副腎を刺激して血管収縮を起こします。
↓
血管の収縮は局所乏血を起こし、
それは組織の酸素欠乏となり、発痛物質が生成されます。
↓
生成された発痛物質はまた「侵害受容器」を刺激し
痛みを脳へと送りまた脊髄まで送られた痛みの脊髄反射として
筋のれん縮を起こします。
↓
脳はそれを受けて血管の収縮や筋のれん縮を起こし、
局所乏血からさらに発痛物質が生成されます。
はたしてこの痛みが続いたらどうなるのでしょうか?
脳で痛みの情報が記憶され、わずかなことで反応し痛みを感じるようになります。
これが「慢性痛」です。
では「痛み」をなくすにはどうすればよいでしょうか?
痛みの悪循環をできるだけ早くとめることが大切。
悪循環の阻止にはいち早く痛みなくすことが重要です。
ここでは「侵害受容器」が発痛物質を受け取る箇所を「痛みの第一現場」、
脳が痛みを認知し反応する箇所を、「痛みの第二現場」と呼びます。
痛みをなくすためには様々なことがありますが、まずは第一現場の介入だけで
治癒してしまうことは多いものです。しかし再発を繰り返したり、なかなか治癒しない場合は第二現場への介入が必要となります。
第一現場へのアプローチとして、
トリガーポイントへの刺激(圧刺激、皮膚刺激、超音波等)、
関節の可動回復調整、
マッサージ、
湿布、
物理療法(中、高周波、微弱電流等)
第二現場への介入としては、
心理的に介入する必要があります。
そのため以下のものにて対応が必要となるころもあります。
認知行動療法、
グループミーティング、
心理療法、
薬物(抗うつ薬、抗不安薬)
ただし第二現場に対しては、
薬物などドクターに力をお借りする必要もありますし、
カウンセリングなど専門の方の力を借りる必要があります。
そもそも痛みという事はどういうことでしょうか?
まずは人が痛いと感じるメカニズムについて説明したいと思います。
分かりやすく説明したいのですが、あいまいな表現となってしまうこともあり、
専門的な用語を使っていきます。
痛みは知覚神経の先端の「侵害受容器」が
機械的刺激や発痛物質を感知することから始まります。
これを侵害受容性疼痛といい、ほとんどの筋骨格系の痛みはこれにあたります。
↓
「侵害受容器」が感知した傷みの刺激は知覚神経を通して脊髄へと伝えられます。
↓
脊髄へ送られた信号は大脳へと伝えられ「痛み」を感じます。
↓
特に捻挫、打撲、骨折など外部からの刺激がないのに
腰が痛いとか、肩が痛いとかという症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。
外からの機械的刺激がないのに痛みを感じるというのはどういう状態なのか?
怒りや不安は交感神経を緊張させ血管収縮を起こします。
それが習慣化すると自分での気づかないような些細なことでも
条件反射として交感神経の緊張、血管収縮を起こすようになります。
↓
またそれにより副腎を刺激して血管収縮を起こします。
↓
血管の収縮は局所乏血を起こし、
それは組織の酸素欠乏となり、発痛物質が生成されます。
↓
生成された発痛物質はまた「侵害受容器」を刺激し
痛みを脳へと送りまた脊髄まで送られた痛みの脊髄反射として
筋のれん縮を起こします。
↓
脳はそれを受けて血管の収縮や筋のれん縮を起こし、
局所乏血からさらに発痛物質が生成されます。
はたしてこの痛みが続いたらどうなるのでしょうか?
脳で痛みの情報が記憶され、わずかなことで反応し痛みを感じるようになります。
これが「慢性痛」です。
では「痛み」をなくすにはどうすればよいでしょうか?
痛みの悪循環をできるだけ早くとめることが大切。
悪循環の阻止にはいち早く痛みなくすことが重要です。
ここでは「侵害受容器」が発痛物質を受け取る箇所を「痛みの第一現場」、
脳が痛みを認知し反応する箇所を、「痛みの第二現場」と呼びます。
痛みをなくすためには様々なことがありますが、まずは第一現場の介入だけで
治癒してしまうことは多いものです。しかし再発を繰り返したり、なかなか治癒しない場合は第二現場への介入が必要となります。
第一現場へのアプローチとして、
トリガーポイントへの刺激(圧刺激、皮膚刺激、超音波等)、
関節の可動回復調整、
マッサージ、
湿布、
物理療法(中、高周波、微弱電流等)
第二現場への介入としては、
心理的に介入する必要があります。
そのため以下のものにて対応が必要となるころもあります。
認知行動療法、
グループミーティング、
心理療法、
薬物(抗うつ薬、抗不安薬)
ただし第二現場に対しては、
薬物などドクターに力をお借りする必要もありますし、
カウンセリングなど専門の方の力を借りる必要があります。
by daichi_net
| 2008-09-25 05:07
| 痛みについて