骨粗しょう症について
2008年 10月 22日
とあるドクターのブログに、
「骨密度測定や骨年齢測定、これらは整形外科医が生計をたてるための小道具。骨密度を測定し「あなたは骨粗しょう症です」とやさしくささやき、効果のない高価なカルシトニンを延々と注射する。そして、ビタミンD3とカルシウム製剤を処方するんですね。」
という記事を目にしました。
特に閉経後の女性などは、
歳を重ねるにつれて骨粗しょう症が問題となります。
骨は常に新陳代謝され、破骨細胞により溶かされ、
同時に造骨細胞が骨を造ります。そのバランスが崩れると骨密度が低下します。
骨に限らずですが、常に細胞は入れ替わり続けています。
実はカルシウムを供給するにこしたことはないが、
身体に吸収されるカルシウムは乳製品だけということです。
わざわざカルシウムのサプリメントを摂る必要はないし、小骨をたらふく食べてもカルシウムは吸収されないんだそうです。
ちなみに
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、こうありました
「カルシウム補助食品のうたい文句に、「血液中のカルシウム濃度が不足すると精神不安定に陥る」というものがある。しかし、血液中のカルシウム濃度が低下すると骨のカルシウムが溶け出し、健康な人では常にほぼ一定に保たれている。よって、カルシウム補助食品をとってイライラが収まるという説は医学的に見て間違いである。仮にカルシウム不足でいらいらする状態に置かれるとすれば、それ以前に重度の骨粗鬆症になるだろう。」
「骨粗鬆症の診療ガイドラインでは、カルシウムのサプリメントの摂取は骨密度を2%増やすが骨折率には変化がないので、すすめられる根拠がない」
だそうです(笑)
骨を丈夫に保つにはとにかく負荷が重要な要素になります。
宇宙飛行士が、10日も無重力状態にいると筋肉は萎縮し、骨はスカスカになるのですから、負荷は意識的にかけなければならないものですね。
そしてビタミンD3とは、
活性型ビタミンD のこと、ビタミンDは腎臓で作られ、
日光に当たるとビタミンD3に変換され、これが骨を強くします。
しかし、わざわざビタミンD3を飲まなくても、一日10分ほど、片腕の半分ほどに日光が当たれば十分量のビタミンD3が作られるのだそうです。
以上のことから考えると、
骨粗しょう症になりたくなければ、牛乳を飲んで日光浴しながら歩く、そしてエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を登ればいいんですね。
by daichi_net
| 2008-10-22 17:03
| カラダの話