ダイエット、運動しなきゃと思っている人に、加圧トレーニングを含めた効率的な運動処方箋を公開していきます


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カテゴリ:痛みについて( 6 )

普段より勉強させていただいている先生のブログからの抜粋です。


Aさんは1Wほど前より右膝痛で通院しています。

3回目の受診です。

内側広筋の筋筋膜性疼痛症候群なのですが、トリガーポイントブロックをするとよくなるのですが、昨夜は激痛だったそうです。救急車を呼ぼうかと思ったそうです。

「何か、今ストレスに感じていることはないですか?」

「明日、舞台があるんです。出たくないのです。」

「それが終わると治りますよ。」



Bさんは昨日、お尻から大腿前面にかけて痛みがあり歩行しにくいとのことです。特に思いあたる原因はありません。トリガーポイントブロックをしてよくなって帰られました。

本日、朝起きたら激痛で歩行は極めて困難。杖をついて脚を引きずって来られました。

「昨夜は全く痛くなくてぐっすり眠ることができたのですが、朝起きると激痛です。

「なにかストレスはないですか?」

「仕事が忙しくて・・・」


このような激痛はストレスが大きく関係していることが多いものです。

筋肉の激しい痙攣による痛みだと思います。




ストレスってものは現代において難敵です。
ストレスにより胃が痛くなる人もいれば、腰痛、頚部痛を生じる人もいます。
人によって症状の出るところが違うんですね。
ストレスも、痛みも、気にすると気になるもの。
気にしないと案外気にならないもの。
何かに夢中になっていると痛みを忘れている、そんな時があると思いますが、
慢性した痛みは特に気持ちの面が大きいものです。

”心頭滅却すれば火もまた涼し”

といいますが、修行が必要ですが気にしなければ、火もまた気にならないものなのですね。

このように痛みはある程度コントロールできるものです。
上記のように気にしなければ感じずらいものですし、
気にしていれば実際以上に感じてしまうものなのですね。
痛み・ストレスのゲートはなるべく開かないように閉じておくといいですね。
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by daichi_net | 2009-03-09 21:49 | 痛みについて

腰痛記事

今日二度目の日記になります。

面白い記事がありましたので、目を通してください。

006.gif腰痛の画像検査は無用?

重篤な基礎疾患のない腰痛患者に画像検査を行っても臨床転帰は改善しないことが、アメリカ・オレゴン健康科学大学のRoger Chou氏らが実施したメタ解析で明らかとなった。Agency for Healthcare Policy and Research(AHCPR)ガイドラインは急性腰痛発症1ヵ月以内の画像検査を否定しており、*重篤な基礎疾患を示唆する臨床所見(いわゆるred flags:癌、感染症、馬尾神経症候群など)のない慢性腰痛には画像検査を行うべきではないとするガイドラインもある。しかし、現実には患者の要望などもあってルーチンに施行したり、臨床所見がないのに行われる場合が多いという。Lancet誌2009年2月7日号掲載の報告。

即時的な腰部画像診断施行群と非施行群で、短期的(3ヵ月以内)および長期的(6ヵ月~1年)な解析の双方において、腰痛と腰椎機能障害の発症には有意な差は認められなかった。そのほかの評価項目についても、有意差を認めたものはなかった。
・・・中略
著者は、「重篤な基礎疾患のない腰痛患者に対し画像検査を行っても臨床転帰は改善しない。それゆえ、重篤な基礎疾患を示唆する所見のない急性、亜急性の腰痛に対するルーチンの即時的な画像検査は止めるべき」と結論し、「不要な画像検査を避ける一方で、患者の要望を満たし満足度を向上させる腰痛評価法や患者教育の戦略を確立する必要がある」と主張している。


腰痛の場合にレントゲン等の検査をする場合、*印の下線にあるように癌、感染症、馬尾神経症候群などの有無の確認の為に行います。
下線の馬尾神経症候群が問題なければ、
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などによる痛み、しびれはまず筋肉・筋膜由来のものになります。

それはどういうことか

この話をここで、紹介するには長くなってしまうので、
私が以前からWEB上にて勉強させていただいているサイトをご覧になってください。
もし腰痛で手術が必要と言われている方は、まずこのサイトを見てから考えてみてはいかがでしょうか。

http://www.tvk.ne.jp/~junkamo/
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by daichi_net | 2009-02-19 14:06 | 痛みについて

トリガーポイント

先日の記事で何度もトリガーポイントいう言葉がありました。
今日はそのトリガーポイントについて説明します。



慢性的な筋痛患者には様々な症状があるが、
その1つの特徴が索状硬結と呼ばれる硬いしこりがあることである。

そしてその索状硬結は、
患者が愁訴を訴える部位に原因となりそうなものは見つからず、
そことは離れた部位の刺激で患者の訴えと同じ現象を誘発するというものです。

実はこれ、
特定の筋や靱帯への高張食塩水の注入が
ヒトにおいて特定パターンの関連痛を生じることも明らかにされていて、
患者の自覚する痛みの原因がトリガーポイントによる関連痛であるということが
実験的に明らかにされています。

この症候群を体系づけたのが、TravellとSimonsさんらであり、
彼らはこのような症状を筋筋膜性疼痛症候群と名づけたようです。


分かりやすくいうと、痛みやしびれは、
その症状とは関係ない場所に生じたトリガーポイント(しこり)に原因があるということです。
そこを押すと、痛みしびれのある箇所にその症状が再現されます。

先日、殿部から脚の後外側にかけて痺れがあり、
腰が伸ばせないという方が来院しました。
結局この症状の原因となっていたのが、小殿筋のトリガーポイントでした。
そこへのアプローチを行うと翌日には痺れがなくなりました。

すべてがこのようにスムーズに症状が改善されるわけではありませんが、
症状が慢性化していない場合は、比較的早く改善します。
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by daichi_net | 2008-10-02 15:39 | 痛みについて

痛みの原因を考える

腰痛とか頸部痛など、慢性的に痛いところって案外お持ちの方って多いですよね。

腰が痛くて病院にいけば、椎間板ヘルニアとか、脊柱管狭窄症、すべり症、分離症などと言われることが多いと思います。
でもその症状って、日々臨床に携わっていると疑問に感じることが多々あります。

MPS(筋筋膜性疼痛症候群)ってご存知でしょうか。

MPS(筋・筋膜疼痛症候群)とは、
2-3個の筋肉に限局した慢性的な筋痛で、
血液検査やX線所見に異常がないことが特徴です。
痛み以外の症状としては、しびれ感、感覚鈍麻、筋力低下、運動制限が認められます。
MPSの原因はトリガーポイントと考えられており、
トリガーポイントの証明こそがこの症候群の診断基準にもなります。
急に筋肉を動かしたり、寒さにあったり、情動不安定に陥ったり、
トリガーポイントを持つ筋肉痛の緊張亢進が持続すると
痛覚線維が興奮して、反射性筋収縮と血管収縮による反射性筋肉痛が発生します。

MPSに含まれると考えられる疾患は意外に多く、
慢性的な肩こりや腰痛、顎関節症や緊張型頭痛なども
この症候群に含まれと考えられています。


[筋筋膜痛症候群の診断基準] (Simons,1990

必須の基準
・筋に触れられれば索状硬結を触診できる。
・索状硬結内に鋭敏な圧痛点が存在する。
・患者の痛みの愁訴は、硬結内の圧痛部位(活性型トリガーポイントと同定される部位)を
 圧迫したときに認知されるものである。
・受動的にストレッチさせようとしても、痛みのために可動域制限がかかる。

確認すべき観察ポイント
・圧痛点を圧迫すると、筋肉内のトリガーポイントから予測できる部位に、
 痛みあるいは患者が感じていた感覚が再現される。)




痛み以外の症状には先に記したとおり、
しびれ感、感覚鈍麻、筋力低下、運動制限が認められます。
これって、腰が痛いときに起こる下肢(脚)の症状とかぶると思いませんか?
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症の下肢症状とかぶります。
トリガーポイントにアプローチすることにより、
一回の施術で、下肢症状が軽快した症例も多々あります。

もちろんすべてがMPSという症状なわけではありませんが、
現実かなり多いのではと、施術していて感じています。
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by daichi_net | 2008-09-30 16:12 | 痛みについて

腰痛は怒りである

「腰痛は怒りである」

何のこっちゃと思いますよね。

これは以前読んだ本の名前です。

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この本には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症、分離症など、今までの腰痛の主だった病名について書かれています。

内容はというと、上記の病名は

今ある腰の痛みの原因ではない!と言っています。

痛みの原因は身体の構造的なこと(例えば変形性関節症など)ではなく、心理的な要因があることということです。

確かに今までの臨床でも、神経症状等が圧迫を受けているところと違うでていたり、反対側に痛み、しびれがあったりで、考えさせられたことが多々ありました。

以前にもヘルニアのボクサーの話を紹介しました。
以下に初回の症状を以前のページからコピーしておきます。





2007年2月7日
「今日椎間板ヘルニアの症状を持つ患者さんに加圧トレーニングをしてみました。

症状 
  右腰部(第3腰椎~第5腰椎起立筋)、右梨状筋に硬結(+)、圧痛(+)にて
  右下肢への放散痛(+)SLR、FNS(+) 、動作痛(+)、
  右脚に力が入らない感じがすることが多いとのこと
  
  ドクターの診断では、ヘルニア(+)もオペの一歩手前とのことで、保存でいいのではないか  との方針。現在、強めの薬にて様子を見ているとのこと。

  プロボクサー、20歳、仕事はパチンコ屋にて週5~6日勤務

はたしてはっきりとした椎間板ヘルニアの症状への加圧トレーニングは効果があるのか、やってみなくてはわかりませんが、経過については報告していきます。
今日の感じでは、スクワットは痛みのため不可能、レッグエクステンション動作でも、下肢への痛みもあり、基本3点100回とレッグエクステンション30,20回、腰のストレッチを行いました。圧は強めも動作痛があったため、次回はさらに圧をあげる予定です。
いい結果を報告できればと思います。」





2007年2月23日
「先日久々に以前お話した、ヘルニアのボクサーがきました。

ペインスケール⑤・・・これは最も痛いのが⑩で、痛みなしが0の中で現在の痛みの点数を数字で表したものです。

SLRは40度くらいまで可能、FNSにての痛みはなし
神経症状は日常生活においてなし

今日は朝から痛かったとのことだが、ペインスケールは↓
しています。

スクワットは怖いとのことなので、上半身中心で行いました。
基本3点、を若干負荷を+
腕立て伏せ
ジャブとストレートのみをチューブにて負荷をかけ、ダッキングとあわせて行いました。
シーテッドチューブロウ
腹筋

メニューは以上です。
ヘルニアにおいて加圧が有効かということではなく、
痛みしびれに対して、それを感じることなく筋力を維持できれば、
という狙いです。モチベーションを維持して復帰できればと思います。」





2007年5月19日
「ペインスケール①
SLR(―)

ロードワーク、ジムにてスパーリングもこなせるようになりました。
たまにだるさがある程度でナカナカ好調とのコト。
ジムからも試合も視野に入れてやっていこうと言われたようです。

で、昨日を持ちまして加圧トレーニングを終了としました。
下肢へのしびれが強く、気持ちの上で落ち込んでいた時期に、加圧トレーニングにより、軽い負荷ながらしっかり運動出来たということによって、達成感というものを味わう、感じることができ、練習に対し前向きになれたことが、彼にとっていい方向に向かったのでしょう。」



以上です。




この症例は基本トレーニングのみです。
この間病院には行っていません。
私のほうからは、体に負担のかからない運動を処方したのみです。
過去の記録を見る限り、精神面の改善が大きかったことをあらわしていると思われます。

「腰痛は怒りである」

この本を読んでからいろいろ考えさせられ、いろいろと調べてみました。
これはどういったことなのか、今後報告していきます。
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by daichi_net | 2008-09-26 21:09 | 痛みについて

痛みのメカニズム

これから痛みについて説明していきますが、
そもそも痛みという事はどういうことでしょうか?

まずは人が痛いと感じるメカニズムについて説明したいと思います。
分かりやすく説明したいのですが、あいまいな表現となってしまうこともあり、
専門的な用語を使っていきます。


痛みは知覚神経の先端の「侵害受容器」が
機械的刺激や発痛物質を感知することから始まります。
これを侵害受容性疼痛といい、ほとんどの筋骨格系の痛みはこれにあたります。

                  ↓

「侵害受容器」が感知した傷みの刺激は知覚神経を通して脊髄へと伝えられます。

                  ↓


脊髄へ送られた信号は大脳へと伝えられ「痛み」を感じます。

                  ↓

特に捻挫、打撲、骨折など外部からの刺激がないのに
腰が痛いとか、肩が痛いとかという症状でお悩みの方は多いのではないでしょうか。

外からの機械的刺激がないのに痛みを感じるというのはどういう状態なのか?


怒りや不安は交感神経を緊張させ血管収縮を起こします。
それが習慣化すると自分での気づかないような些細なことでも
条件反射として交感神経の緊張、血管収縮を起こすようになります。

                  ↓

またそれにより副腎を刺激して血管収縮を起こします。

                  ↓

血管の収縮は局所乏血を起こし、
それは組織の酸素欠乏となり、発痛物質が生成されます。

                  ↓

生成された発痛物質はまた「侵害受容器」を刺激し
痛みを脳へと送りまた脊髄まで送られた痛みの脊髄反射として
筋のれん縮を起こします。

                  ↓

脳はそれを受けて血管の収縮や筋のれん縮を起こし、
局所乏血からさらに発痛物質が生成されます。



はたしてこの痛みが続いたらどうなるのでしょうか?

脳で痛みの情報が記憶され、わずかなことで反応し痛みを感じるようになります。

これが「慢性痛」です。



では「痛み」をなくすにはどうすればよいでしょうか?

痛みの悪循環をできるだけ早くとめることが大切。
悪循環の阻止にはいち早く痛みなくすことが重要です。

ここでは「侵害受容器」が発痛物質を受け取る箇所を「痛みの第一現場」、
脳が痛みを認知し反応する箇所を、「痛みの第二現場」と呼びます。

痛みをなくすためには様々なことがありますが、まずは第一現場の介入だけで
治癒してしまうことは多いものです。しかし再発を繰り返したり、なかなか治癒しない場合は第二現場への介入が必要となります。


第一現場へのアプローチとして、
トリガーポイントへの刺激(圧刺激、皮膚刺激、超音波等)、
関節の可動回復調整、
マッサージ、
湿布、
物理療法(中、高周波、微弱電流等)


第二現場への介入としては、
心理的に介入する必要があります。
そのため以下のものにて対応が必要となるころもあります。

認知行動療法、
グループミーティング、
心理療法、
薬物(抗うつ薬、抗不安薬)

ただし第二現場に対しては、
薬物などドクターに力をお借りする必要もありますし、
カウンセリングなど専門の方の力を借りる必要があります。
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by daichi_net | 2008-09-25 05:07 | 痛みについて