老化は膝からやってくる
2008年 02月 07日
最近、医療系雑誌を読んでいたらこんな記事がありました。
「老化は膝からやってくる」 です。
その記事を私なりにまとめますと、
高齢化が進むにつれて、膝に痛みを訴える変形性膝関節症の人が年々増えています。
おもしろいことに、その数は女性が約8割を占めているようです。
膝の関節を覆う軟骨の摩擦係数は、
0.002~0.006とアイススケートの摩擦係数の10分の1にまでなります。
それは正常な膝関節は、氷の上でのスケートの刃よりもすべりが良いということです。
そして膝の軟骨を包む関節内には関節液という液体があり、
それにはいくつかの特徴があります。
・軟骨は関節液により、栄養がもたらされる。
・関節液の潤滑には荷重・非荷重による軟骨の圧縮と
水の移動が必要である。
・軟骨の主成分は水分で、Ⅱ型コラーゲン50%、
プロテオグリカン30~35%、その他15~20%で構成される。
・・・といわれても良く分からないですよね。
ま、はじめの「軟骨は関節液により、栄養がもたらされる」ということくらいは頭の中に入れておいてください。
変形性膝関節症での、
膝の軟骨が変性している状態について説明すると、
膝の軟骨は関節液から栄養を補給する以外に手段がないのですが、
この関節液は軟骨が変性してくると黄色く濁ってくるという特徴があり、
こうなると関節液が栄養補給としての役割ではなく、
逆に軟骨を溶かしてしまう酵素を含む成分に変わってしまうというのです。
もちろん日々の日常生活においてのいわゆるクセが習慣的になることによって、変形は促進してしまうものなのですが。
また、膝の軟骨には神経が通っておらず、
変形によって一度失った膝関節の軟骨は回復させることは出来ません
(現在研究が進められている高度医療、例えば自分の軟骨の培養などはまだ身近なものではないので、ここでは割愛します)。
この関節裂隙の狭小化(軟骨が磨り減った状態)を伴う変形性膝関節症は特に女性に多く、
毎年90万人の新規患者が出てくるという統計があるようです。
女性は気をつけないとですね。
この対策には
薬物療法(痛み止め)、
ヒアルロン酸注射、
ステロイド注射、
体重を落とす、
筋力トレーニング、
グルコサミン、
コンドロイチン
などさまざまですが、
この中でもヒアルロン酸の関節内注射は、
8割近い変形性関節症の患者に有効であるという統計があります。
また1982年の臨床試験によって、
イブプロフェンと同等に関節痛に有効であることが立証されたグルコサミンは、
現在欧米においては医薬品として認められており、大変注目が集まっています。
ただ加齢による膝関節の衰えは避けられないと考えた方がいいでしょう。
今後私も含めてこうした今後このような健康補助食品の利用や筋トレを含めたセルフコンディショニングを心がけていくことによって、その衰えのスピードは落とすことは可能であろうと思います。
無理せずできるコンディショニング法を、今後紹介していきます。
「老化は膝からやってくる」 です。
その記事を私なりにまとめますと、
高齢化が進むにつれて、膝に痛みを訴える変形性膝関節症の人が年々増えています。
おもしろいことに、その数は女性が約8割を占めているようです。
膝の関節を覆う軟骨の摩擦係数は、
0.002~0.006とアイススケートの摩擦係数の10分の1にまでなります。
それは正常な膝関節は、氷の上でのスケートの刃よりもすべりが良いということです。
そして膝の軟骨を包む関節内には関節液という液体があり、
それにはいくつかの特徴があります。
・軟骨は関節液により、栄養がもたらされる。
・関節液の潤滑には荷重・非荷重による軟骨の圧縮と
水の移動が必要である。
・軟骨の主成分は水分で、Ⅱ型コラーゲン50%、
プロテオグリカン30~35%、その他15~20%で構成される。
・・・といわれても良く分からないですよね。
ま、はじめの「軟骨は関節液により、栄養がもたらされる」ということくらいは頭の中に入れておいてください。
変形性膝関節症での、
膝の軟骨が変性している状態について説明すると、
膝の軟骨は関節液から栄養を補給する以外に手段がないのですが、
この関節液は軟骨が変性してくると黄色く濁ってくるという特徴があり、
こうなると関節液が栄養補給としての役割ではなく、
逆に軟骨を溶かしてしまう酵素を含む成分に変わってしまうというのです。
もちろん日々の日常生活においてのいわゆるクセが習慣的になることによって、変形は促進してしまうものなのですが。
また、膝の軟骨には神経が通っておらず、
変形によって一度失った膝関節の軟骨は回復させることは出来ません
(現在研究が進められている高度医療、例えば自分の軟骨の培養などはまだ身近なものではないので、ここでは割愛します)。
この関節裂隙の狭小化(軟骨が磨り減った状態)を伴う変形性膝関節症は特に女性に多く、
毎年90万人の新規患者が出てくるという統計があるようです。
女性は気をつけないとですね。
この対策には
薬物療法(痛み止め)、
ヒアルロン酸注射、
ステロイド注射、
体重を落とす、
筋力トレーニング、
グルコサミン、
コンドロイチン
などさまざまですが、
この中でもヒアルロン酸の関節内注射は、
8割近い変形性関節症の患者に有効であるという統計があります。
また1982年の臨床試験によって、
イブプロフェンと同等に関節痛に有効であることが立証されたグルコサミンは、
現在欧米においては医薬品として認められており、大変注目が集まっています。
ただ加齢による膝関節の衰えは避けられないと考えた方がいいでしょう。
今後私も含めてこうした今後このような健康補助食品の利用や筋トレを含めたセルフコンディショニングを心がけていくことによって、その衰えのスピードは落とすことは可能であろうと思います。
無理せずできるコンディショニング法を、今後紹介していきます。
by daichi_net
| 2008-02-07 19:00
| カラダの話